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SAIらくがき工程

  • Posted by: 縦浜 宗一郎
  • 2006年10月12日 22:13
  • 絵・CG | 雑文

ペイントツールSAIでのラクガキ着彩過程。
わりとご覧になる方が多いようなので、古い文書ながら移植して再構成。
ちょっと長くて画像が多いです。
またコアモジュールテスト第13版(f)使用の古いものなので悪しからず。
テクスチャとか全然使ってません。

raf.jpg
まずはグリグリとラフを描きます。
なんも特別なことはなく鉛筆の3ピクセルあたりでどんどんカタチをつくります。
色は黒。そのほうがパッキリイメージがわくので。ラクガキなので細かいことは気にせずに。
デッサンとかは他の人のを参照してください。私のはたいそうウソッパチです。

raf2.jpg
ラフができあがったら別レイヤを作って主線を入れていきます。
ただ黒でラフを描いているのでそのまま重ねるのでは不便。
ラフのレイヤーは濃度を70-80%くらいに落とします。
それでもグレースケールだと色々不便なのでさらに一工夫。

kasan.jpg
↑のように真っ赤に塗りつぶしたレイヤを加算で重ねてあげます。
すると…

raf3.jpg
すると線が薄いピンクに変わってくれるので
主線がとても入れやすくなります。
しかも加算で重ねると薄いムダ線は自然に飛んでくれるのだ!
まあ、線の把握が上手い人は特にこんなことしなくてもいいんですがね。
ちなみに青を重ねれば薄いブルーになりますよ。色はお好みで。
で、この上から主線を入れていきます。

senga.jpg
SAIはペン入れツールがとても優秀なのですが、
私はペン入れツールを使うとかえって時間がかかってしまうので(汗)
1~2ドットの鉛筆ツールを使って線を入れていきます。
急いで線をひいたりすることはないので、品質は最重視で。テクスチャはなし。
拡大と回転を使いながら描いてゆき、太った線は1ピクセルの消しゴムで消す、
この繰り返しで線をいれていきます。
たまにラフのレイヤを非表示にして線を確認しながら描くと、
モチベーションも維持できてオススメです。
というか、そうしないと描けない。

senga2.jpg
できあがり!
ちなみに私はここまでの作業が一番嫌いです。
ここまでやってしまえば実は気分は完成したも同然。

さて、色塗りです。と、いいつつも作業はモノクロ。
kage.jpg
おそらく非主流派のやり方。
線画の上に新規レイヤを作成。
水彩筆を使ってザッと影を入れます。ハミダシはこの段階では無視。
色は黒100%で。濃淡は筆圧でコントロールします。
グレーを使ってもいいのですが、
使わないほうが最終的に透明水彩よりの塗りになる気がします。
反対にグレーに塗りつぶしてから濃淡をつけていくと
厚塗りよりの仕上がりになります。

kage2.jpg
続いて。影を細かくつけていきます。あんまり変化はないですが。
さて、ここで頼りになるのが水彩筆を変化させて作る擬似ぼかし筆です。
作り方は簡単。水彩筆の下地混色と色伸びの値を100%にするだけです。
あくまで擬似のため、実際の使いごごちはフォトショでいう指先ツールと
ぼかしツールの中間のような感じになります。
ちなみに色伸びの値を多くすると指先ツールよりになります。
書き込みすぎて滑らかさがなくなった部分はこのぼかし筆でならします。

ナットクいくまで影を描いたら、
その上にラフの時の要領で褐色の塗りつぶしレイヤを加算でのっけます。
すると……

kage3.jpg
上図のようになります。どうでしょう?
なんだかセピアのカラーインクで塗ったように見えませんか?
もちろん加算する色を変えると雰囲気もガラリと変わってきます。
塗りつぶしレイヤは好みにあわせて不透明度を変え、この場合は80%くらいに。
不透明度が低いほどもとのグレイトーンにちかづきます。
ついでに線画も影のトーンとなじませるために不透明度を80%ぐらいに落としています。

このあたりの調整はどうせまた後でかえてしまうのでなんとなく、でオッケー。
そもそも色自体も変えてしまうことがあるので暫定のつもりで。
この手法のいい処は全体のトーンがいつでも変えられるところです。

さて、今度は色ツケです。
前回作った影と色調整のレイヤの上にレイヤを作成し乗算で色をぬっていきます。
ひとまずはトーンをつけずに塗りつぶしで。
選択ツールで拾えなかった部分は鉛筆ツールでぐりぐり塗ります。
作業としては全工程で最もつまらない作業だったり。
その分色に頭を使えればいいんですが……
color.jpg
まああまり頭も使わず無難な配色にしておきます。
ここでのコツはあまり濃い色をおかないこと。
非表示にしてある影のことを忘れて濃い色をつけてしまうとひどい画面になります。

で、色がおけたら影と色調整のレイヤを復活。
復活させるとちょっと違和感が出たりするので
また微妙に調整色をかえたり不透明度を変えたりします。はみだしもカット。
そうしてできあがったのが下の図となります。
color2.jpg
どうでしょう。大分絵らしくなったかと。
ここでヤメてしまってもいいのですが、
それはさすがにさびしいのでこの絵にさらに手を加えていきます。

前回の影+カラーの画像にハイライトを加えます。
好みは色々ですが今回ハイライトは強めで。
水彩っぽくするコツとしてはただ白くハイライトを入れるのではなく
ハイライトの外側にややイエローを加えるとイイ感じに仕上がります。
もちろん色は作品の雰囲気によって他の色にかえてもよし。
主に使うのは水彩筆。
あまり差異はありませんがビビッドトーンを使います。
color3.jpg
強めにハイライトを入れたのでかなり別物のイラストになりつつ…

次に影に色味を加えます。
青系の色味を加えるのが私の好み。
今回はあまりハデにはいれなかったので目立たないかも。
ついでハイライトや模様、照り返しを入れます。
ここらへんはあまり考えず慣れで。
目の周りを中心に顔は細かく手を入れて他の部位はやや控えめに。

再度影の色味を調整してちょっと落ち着いたトーンに変更したら出来上がり。
color4.jpg
ちょっと薄いかな、ぐらいが透明水彩っぽく感じさせるラインかと思っていますが
濃い色もソレっぽく表現できる余地はあるかもしれません。
ちなみにこの画像がほぼ原寸大。印刷用にはとても使えませんな。

あとは完成した画像をフォトショップにもっていって加工します。
できあがったのがこちら。↓
ruin.jpg
フォトショでの調整は大したことしていません。
ラクガキに色を乗せてったので、背景も特になし。
不透明度10%ほどでオーバーレイで色をのせたくらいですね。

ここがもっと知りたい!等の声があれば
そのうちまた工程晒しをするかも知れません。

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